『ポケモン剣盾』色違いエモンガ1匹でゆく剣盾ストーリー:その6
「熱戦!パンクガールを討て!」
第二鉱山でビートとの戦いを制し、ジムチャレンジの開催される「エンジンシティ」へ到着したのが前回まで。
ジムチャレンジ前夜にホテル「スボミーイン」に泊まろうとすると、そこにはマリィが。
ビートと同じく剣盾におけるライバルトレーナーの1人で、パンクな方言ガール。
何か知らないが勝負を挑まれる事に。こちらは先程ビートと激闘を繰り広げてきたばかり。もういいよ…、今日は休ませてくれ…。
というわけにもいかず、半ば強制的にバトルに発展。
そこまで言うなら受けて立つ!泣いて帰っても知らないからな!
【縛りルール】
1.使えるポケモンはエモンガ1匹のみ
2.戦闘ではポケモンの「もちもの」以外のアイテム使用禁止
3.親トレーナーは違うID(バッジによるレベル制限あり)
4.極力レベル上げには頼らない
初対戦!vsマリィ!
マリィとはこれが初対戦となる。
彼女の手持ちは3匹。よかった!ビートより1匹少ない!
VSグレッグル
1匹目はグレッグル。「どく」「かくとう」の複合タイプ。
あまぐり:アクロバット→撃破
(あまぐり残りHP 67/67)
効果抜群の取れる「ひこう」わざ『アクロバット』で撃破!
VSズルッグ
2匹目のズルッグも「かくとう」「あく」の複合タイプなので、
あまぐり:アクロバット
ズルッグ:ずつき
あまぐり:アクロバット→撃破
(あまぐり残りHP 58/67)
『アクロバット』が効果抜群!問題なく撃破!
VSモルペコ
最後のポケモンは、彼女がいつも連れ歩いているモルペコ。「でんき」「あく」の複合タイプ。
あまぐり:エナジーボール
モルペコ:かみつく
(あまぐり残りHP 33/69)
モルペコの種族値は400前後。エモンガとほぼ同格の相手と言っていい。
物理攻撃面はモルペコに分があるものの、お互い相手を倒すのにだいたい3発ほど。
あまぐり:エナジーボール
モルペコ:かみつく
(あまぐり残りHP 9/69)
落とすまでにかかるターン数が同じなら、素早さの高いエモンガに勝機あり!
最終ターンはお互い残りHPわずかな状況だが、エモンガ先攻で撃破できるはず!もらった!
えっ!?
ちょっ…待っ…!
モルペコ:でんこうせっか→敗北
……。
こちらのわずかな残りHPを察知して、先制わざ『でんこうせっか』でとどめを刺されてしまった…。なるほど…。お前、頭いいな…。
だが!それならこっちも『でんこうせっか』を用意して行けばいいだけの事!
目には目を!『でんこうせっか』には『でんこうせっか』!
再び勝負を挑み、先程とほぼ同じ状況に。
ただ1つ大きく違う点はこちらも『でんこうせっか』を所持している事。
お互い『でんこうせっか』なら、今度こそ素早いエモンガが先攻できる!これで終わりだ!
いや、回復するんかーい!
読まれてる!完全に思考を読まれてるよ!頭よすぎだろ!
結局、「いいキズぐすり」のせいで一手足りず。また負けてしまった…。こっちが泣いて帰りたい…。
普通に強くない?
あれ?マリィ普通に強くない?
というわけでモルペコを撃破するための方法を模索。
まずは『でんこうせっか』対策。
たぶんこれは、こちらの残りHPが『でんこうせっか』で落とされるラインに達している事が使ってくる条件。HPバー赤色がだいたいの目安と思う。
これには単純に、モルペコまで到達した時、HPをフルで残しておく事で対応してみよう。
先程のバトルではエモンガに「たべのこし」を持たせていたので、何も持たせないに変更。
『アクロバット』は「もちもの」を持っていない状態だと威力が2倍になる。
これで2ターンかかっていたズルッグ戦をノーダメージで突破でき、HPフルでモルペコまで到達できるはず。
問題は「いいキズぐすり」か…。
いくら『でんこうせっか』の対策をしたところで回復されていては、どうしても1回多く攻撃されてしまうわけで…。これをなんとかしないと勝てない。
マリィのポケモンたちはビートとは打って変わって物理攻撃がメイン。現在、エモンガに物理ダメージの軽減手段はないので真っ向勝負になる。
単純にこちらの火力を上げるなら、効果抜群のわざを用意する事だが、モルペコの弱点は「じめん」「むし」「かくとう」「フェアリー」。覚えられるわざなんもねぇ…。
となると、攻撃の威力を瞬間的に上げる「溜め」は?
でも、モルペコには「でんき」わざが威力半減なので、ビート戦で使った『じゅうでん』も通用しないしなぁ。どうしたものか…。
相手に状態異常や状態変化を与える「変化わざ」はどうだろう?
今のところエモンガが覚えられるのは『でんじは』と『メロメロ』。前者はモルペコ相手に効果なしなので使えないけど『メロメロ』は?
幸いこちらの性別はオス、モルペコはメスなので使えるっちゃ使えるけど…。どうなんだ…?
計算してみよう。
「いいキズぐすり」で全快される事を踏まえると、撃破までにかかる攻撃ターン数は5回。『メロメロ』使用ターンで+1。計6ターン必要。
ここから、マリィの「いいキズぐすり」使用ターンで-1。最終ターンはエモンガ先行で撃破、とすれば更に-1。つまり、4ターン凌げば勝てるという事になる。
4ターン中、攻撃を耐えられるのは2回まで。なので、2回以上『メロメロ』の効果が発揮されれば良い。
『メロメロ』の効果は50%で行動不能。効果は永続。50%は2分の1だから、計算式は
(4C2+4C3+4C4)×(1/2)^4 = 0.6875
成功確率68パーセント!意外と高い!
なくはない戦法かも…。しかし運任せというのもアレだし、なにか他に策は…。
その後、リセットを繰り返しながら何度か戦いマリィの行動を研究。関係ないけど、マリィ戦の音楽めちゃくちゃ良いですね。
そして突破口となる事実を発見する。
あっ、そういう事!?深く考えすぎてた!この戦い、もっと単純で良かったのだ!
そんな事実をもとに編み出した作戦がこれだ!
「そもそもアイテム使わせなければいいじゃない!回復なんかさせないぞ!」作戦!
長いわ!
この作戦を説明しよう。
どうやら敵トレーナーが回復アイテムを使用するには条件があるようだ。それはポケモンのHPが一定のラインを下回る事で、だいたい残り4分の1ぐらい。
正確には必ず使ってくるというわけではなく、使わない条件もあるっぽいけど詳しくはわからない。
しかし要は使う条件を満たさないよう、相手のHPを調整し、一気にとどめを刺せばいいのだ。
この結論を得るために、1匹目のグレッグルをひたすら殴り続け検証した。彼は犠牲になった。
パンクガールを討て!
3度目の挑戦!
いくぞマリィ!
予定通りエモンガの「もちもの」は非所持。
唯一の懸念点はグレッグルが『ふいうち』で先制してくる事だが、あんまり出してくるわざではないのでたぶん大丈夫…。
VSグレッグル
あまぐり:アクロバット→撃破
(あまぐり残りHP 67/67)
よし!エモンガ先攻!
『アクロバット』で瞬殺!
VSズルッグ
あまぐり:アクロバット→撃破
(あまぐり残りHP 67/67)
続くズルッグにも『アクロバット』!ノーダメージで突破!
VSモルペコ
あまぐり:エナジーボール
モルペコ:かみつく
(あまぐり残りHP 41/69)
HPフルでモルペコまで到達!
今までは最もダメージの通る『エナジーボール』のみで攻撃していたが、
あまぐり:アクロバット
モルペコ:かみつく
(あまぐり残りHP 14/69)
あえて効果いまひとつの『アクロバット』を1度挟み、モルペコの残りHPを調整!
そしてHPフルスタートのため、こちらのHPバーは黄色!どうだ!?
『でんこうせっか』『いいキズぐすり』共に否定!
エモンガ先攻!
とどめの『エナジーボール』をくらえ!!
あまぐり:エナジーボール→撃破
「いいキズぐすり」を使わせずに撃破!!
なんとかマリィ戦も突破!!
エモンガの残りHPは14。あと1回攻撃されたら終わりのギリギリ感。だがそれがいい。
この相手の残りHPを調整して回復させない戦い方は今後も役に立ちそう。それと『メロメロ』が意外と使えそうという事もわかった。多少、運任せになってしまうけど、いざという時のために覚えておこう。
それにしても、同格のポケモンが1匹混ざっただけでこの苦戦っぷり…。
この先、大丈夫かエモンガ1匹縛り!不安を抱えながら、次はいよいよ炎のジムチャレンジ!